トップに戻る 2025年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:25→ 白滝山 →0:45→ 風力調査用施設 →0:20→ 天井ヶ岳
→0:55→ 天井ヶ岳登山口 →0:55→ 白滝山登山口
登山道に入ると、足元には滑りやすい小石が多く、慎重に高度を上げていくことになります。進行方向には目印テープが続いているので、道に迷う心配はありません。しかし、最初から急な登りが続くので、気が抜けません。魅力的な大岩も多く、歩く速度は自然と遅くなります。途中で炭焼き窯跡を過ぎ、歩きやすい場所を選びながら岩場を通過していくのは、楽しい作業です。急な登りには補助ロープが渡されているので安心で、このロープが道しるべにもなっています。
時折現れる小さな滝を眺め、沢の流れに癒やされながら、時を忘れて登山道を歩いていると、無心の境地というものかもしれません。やがて前方を巨岩が塞ぎ、沢沿いを進むと、白滝山登山のハイライトであるゴルジュ帯が現れました。この先からは、大岩を越えながら白滝を目指しますが、歩く場所は自分で決めなければなりません。これも、白滝山登山の醍醐味です。
補助ロープを使いながら、一つ一つ大岩を乗り越え、乗り越えた先にまた大岩が現れます。沢で靴が濡れないようにルートを選びながら進んでいると、突然、白滝が現れました。今回の白滝は水量もまずまずあり、滝壺も澄んでいて、とても美しい姿でした。感動的な白滝を、時を忘れて鑑賞することができました。
さて、白滝を後にして滝の上流部へ進み、東へ続く道を進むと林道に出ます。すぐに白滝コースの案内標識を過ぎ、広場を抜けると、登山口から続く舗装された林道に着きました。なお、下山時にはこの林道を下ることになります。林道を左折し、少し進むと、白滝山山頂への案内がガードレールに置かれていました。
この案内に従って右の登山道に入ります。登山道にはトラロープが渡されており、この先はこのロープに沿って進みます。自然林の中の道を進み、高度を上げていくと、前方に風力発電施設の作業道が見えてきました。この先からは、風力発電施設の作業道に入ります。しばらく作業道を進むと、今度は左に白滝山への道が分岐します。
この登山道に入り、自然林の中の道を進みます。少しずつ高度を上げていくと、やがて開けた白滝山の山頂に到着しました。展望は北西に開けており、JR長門粟野駅付近や油谷島、日本海などが見えています。ただし、前回登山時と比べると、周囲の樹木が成長しており、展望はやや悪くなっていました。
山頂を出発し、北へ続く坂を下ると、作業道に合流しました。その向かいに天井ヶ岳登山口の案内があったので、登山道に入ります。登山道からは、白滝山から見えていた油谷島などがきれいに見えました。また、駅の手前にそびえているのは、私の登山予定に入っている鉾取山と思われますが、とても良い形をしています。
登山道側にはロープが続いており、このロープを頼りに天井ヶ岳を目指す感じです。高度が下がると作業道に近づきますが、すぐに作業道と分かれて自然林の中を進むようになります。ただし、下山時にはこの付近から車道を通った方が安全だと思われました。
さて、自然林の中の道を進みます。高度が上がった場所からは、風力発電施設と日本海などの景色が広がり、なかなか楽しい道です。ただし、作業道との高低差が大きいので、足元にはやはり注意が必要です。最後に、風力発電施設と分かれた付近から、足元にケーブルが敷設され、登山道沿いに続いていました。これは、風力調査のためのケーブルのようです。
やがて標高620mのピークに着くと、風力調査用の施設が建っていました。このピークを過ぎて鞍部に着き、緩やかな傾斜の坂を、天井ヶ岳へ向かって登り返します。この登山道はとても良い雰囲気で、印象に残っています。やがて広く平坦な天井ヶ岳山頂に到着し、山頂には一等三角点が設置されていました。
以前は周囲に展望が広がっていたようですが、今回は周囲を樹木が覆っており、景色を眺めることはできませんでした。ただし、とても明るい山頂なので、木々の向こうに広がる空を眺めながら昼食をとり、コーヒーを美味しくいただきました。前回登山の際には、油谷島、向津具半島などが見えていましたが、今回は登山道の途中から見ることができたので、まずまず満足です。
下山は元来た道を引き返し、作業道に出る場所からは作業道を進み、白滝山登山口を過ぎた先から再び山道に入って、舗装された林道に下りました。初めての登山の際にはゴルジュ帯を引き返しましたが、今回は林道を歩いて駐車場所まで戻りました。途中で一位ヶ岳の山頂部分が見えたのは、とても懐かしく感じました。
登山口まで戻り、麓に下りて白滝山の全景写真を撮りました。その後は、懐かしい重兵衛茶屋へ行き、重兵衛そばと味噌田楽をいただきました。田楽の柚子味噌が、とても懐かしい味でした。これも、遠い昔の記憶です
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