西中国山地まで展望広がる氷室岳(ひむろだけ) 山口県柳井市

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2002年7月12日の氷室岳登山記を見る
2025年3月14日
氷室林道入口 →1:00→ 山頂 →0:45→ 林道入口
全歩行時間 1時間45分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 柳井市の氷室岳へ向かいます。柳井市街から県道70号(柳井玖珂線)を北へ進み、セブンイレブン柳井伊陸店のある伊陸旭交差点を右折します。そのまま約1km進めば左に氷室岳登山道の案内が立っています。そのまま道なりに奥へ進めば、林道氷室線入口に着き、林道入口の駐車スペースに車を置いて登山を開始します。
農免道路から氷室岳へ向かいます 農免道路に立つ登山口標識
氷室林道に入ります 林道入口に祀られた石仏

 氷室岳は2回目の登山ですが、この登山口付近のことは全く覚えていません。当時は17時過ぎての登山であり、登山口は麓の安国寺でした。林道入口に掲示されている氷室岳の案内を眺めて登山を開始、すぐに置かれた石仏に頭を下げ、氷室林道を進みます。延長3200mと書かれているので1時間もかからず林道歩きは終わりそうです。

石組みなど生活の跡が残っています 左右に竹林を過ごします

 周囲の植生は自然林なので頭上は明るいです。少し進むと林道の左側に石組みの目立つ場所に着きました。この付近には往時の生活の跡がしっかり残っています。山頂に建つアンテナへ向かって電柱が続いているため定期的に電柱を過ごしながら高度を上げます。

巨岩 周囲の植生が変化します
 木漏れ日差す道を辿り、道の左右には巨岩なども眺め、緩やかな傾斜の坂をのんびり歩くのはとても贅沢な時間です。ただし季節的には杉花粉飛散のピークなので鼻がむずがゆいです。
大星山や瀬戸内海が望めます 林道終点

 左右に細い竹が目立ってくると眼下に展望が広がり、見えているのは大星山の風車や瀬戸内海に浮かぶ佐合島、馬島、祝島です。すぐに展望地を過ぎ、NTTのアンテナなどを眺めて高度を上げれば林道終点に着きます。

高照寺山 大将軍山と銭坪山が見えます
林道終点を出発し石段に取り付きます 登山時は山頂を目指して直進します

 林道終点からは高照寺山、由宇の大将軍山、銭壺山、周防大島の嵩山、文珠山などを眺めることができます。山頂へ向かう石段に取り付き、一気に高度を上げれば右への分岐を過ごします。この分岐は三角点へ続く道であり、当日は下山時にこの道をとりました。

山頂手前の平坦な広場 祠の祀られた山頂

 そのまま階段を登れば山頂手前の平坦な広場に着き、右側の一段高い場所には祠が祀られていました。最上部にはブロック積の工作物があったようですが、現在はブロックの基礎しか残されていません。すぐに祠に参拝し、周囲に広がる展望を眺めます。

塔ヶ森 高照寺山
大星山 行者山

 氷室岳はどこからでも見える独立峰なので、周囲には多くの名のある山々が並んでいます。一部樹間に隠れて見えないところもありますが、周防大島の嵩山、文珠山、頂海山へ続く山脈、手前には城山、琴石山、三ヶ岳、大星山、行者山、竜ヶ岳、物見ヶ岳、塔ヶ森、高照寺山と続きます。

琴石山 西中国山地

 特に感動したのは塔ヶ森の先に柏木山、更に先に三倉岳、その先には雪を頂いた山脈が続いていたことです。これは感覚的には女鹿平山ではないかと思われます。左には羅漢山と思われる山容が見えており、中国山地の主要な山々を氷室岳から眺めていることに改めて感動しました。

三角点へ向かいます アンテナ施設横から大将軍山・銭坪山・周防大島の展望
三等三角点と祠 祠に参拝します

 周囲の展望を飽きること無く眺めて昼食を摂り、下山時には三角点の置かれたアンテナの建つ反対側の峰を散策、こちらに祀られた祠にも参拝。下山は元来た道を引き返して登山口まで帰り着きました。麓から氷室岳の写真を撮り、その山容を眺めますが、氷室岳は実に良い形をした山です。

麓から眺める氷室岳
山頂広場
山頂に祀られた祠
高照寺山
塔ヶ森
西中国山地の雪山

三等三角点と祠

 前の山 狗留孫山(下関) を見る

 次の山 大将軍山・銭坪山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県柳井市 氷室林道入口 登山口付近のMAP
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